2025/02/03 18:58

FREEWHEELERS 24 A/Wコレクションより、B-10 民間モデルのカスタム"V8 FLAT OUT" HOT RODDER CUSTOM on USAAF 90TH BG 320TH BSQ TYPE B-10が入荷しました!!


1943~1944年に革不足を理由にコットンで開発されたフライトジャケットB-10。
今回は、B-10フライトジャケットの民間モデルにカスタムが施されています。
(盛りだくさんなので長くなります!)

N-1デッキジャケットは3層構造でしたが、今回は中にフランネルを挟まない2層構造で防寒性・保温性持ちながらもゴツすぎないよう設計。
このジャケットの一番の特徴として外すことのできないポイントはライニング。
これまでFREEWHEELERSはN-1デッキジャケットなどアルパカウール(アルパカウールもかなり高級品です。)を採用していました。
ただし、今回のB-10には他社メーカーも含めなかなかお目にかかることのできない最高級品であるアルパカ100%のパイルが搭載されています。
今更ですが何故アルパカパイルが防寒性に優れているのかというと、アルパカという生き物は夏は40度、冬は-20度というかなり過酷な環境に生息します。
その環境から身体を保護するためにアルパカの毛は非常に細く、柔らかさもありしっとりとした手触りが特徴。
さらに、アルパカの毛の中には空洞がありその空洞に温かい空気を溜めることができるので保温性に非常に優れ、熱くなると中にこもった熱を発散することから過酷な環境に適応しているのです。
加えて、空洞があることで保温性を保ちながらも重すぎないという強みを持ちます。
以上の理由から高級素材と位置付けられ、カシミヤとも比較されることの多い素材です。
機能性に優れ、尚且つ肌触りも良いといったかなりスペックの高いアルパカの毛を100%使用した今回のB-10ジャケットは一生物になるかと思います。
その他のディテールとして、フロントジップの裏には途中で終わる前立てが設けられジップの隙間からの風の侵入も防ぐ最強の防寒性。
襟にはムートン、表地にはコットンチノドリルが採用され、肉感・ハリコシがあり白く褪色する経年変化を楽しめます。
脇にはナイロン生地とアクションプリーツを設けているため運動量も確保し、内ポケットにもナイロン生地が使用されているので摩耗性も考慮した作り。
ウエストポケットには19mmの尿素ボタンがついたフラップ付きポケットで内ポケットと合わせると計3つのポケットで収納力も申し分ありません。

上記だけでもかなり盛りだくさんですがそれに加えてカスタムも凄いです!
まず目を引くのがフロントの2つのワッペン。
左には今シーズンのカスタムの主役とも言える"Jolly Roger"のフェルトワッペン、右には"MOBY DICK"という愛称の爆撃機が7色の綿糸によって描かれた外側のみフェルトのワッペンがつきます。
どちらのワッペンも実在したものをFREEWHEELERSがオリジナルでヘタウマに描きおろしたもので唯一無二のカスタム。
バックを見てみると、先ほど紹介した"MOBY DICK"の文字とともに機体に描かれていたデザインと部隊を表す”320TH”の文字。
さらにその上から、退役後にコアなホットロッダーへとなったというストーリーのもと"V8"と"FLAT OUT(全速力)"の文字が重ねられています。("MOBY DICK"とイラスト赤部分、"V8""FLAT OUT"は染み込みプリント。イラスト黒、”320TH”はエアブラシ。)

ジャケットディテールだけでも豪華ですが、ストーリーを持つとともにFREEWHEELERSのオリジナリティが感じられるカスタムはまさに圧巻です。



↑MOBY DICKが愛称の爆撃機