以前入荷した同シリーズの初期型のモデル。

前回はフロントがジップのラグランスリーブでしたが、今作はボタンダウンでセットインスリーブ。

フロントは右胸にワッペン、両サイドに両玉縁のウエストポケット、深めの内ポケットで収納力も問題ありません。

ややゆったりとしたシルエットですが、普段のサイズ感で選んでいただいてよろしいかと思います。

フロントのワッペンは、前作は赤の刺繍で「150」と入っていましたが、今作は刺繍はありません。

刺繍が入らない理由はカスタムのストーリー性にあります。

150マイルを記録したレーシングチームにのみワッペンに刺繍が入るという設定。

今作は前作よりも前の年代をイメージした初期型のジャケットのため、まだ150マイルを記録していないチームという意味合いになります。

なお、ワッペンはあえて刺繍の跡が裏地に入っています。

これはワッペンのみ後から取り付けたというストーリーのためあえて縫い目があらわになっているという設定。

バックの刺繍は贅沢にも全てチェーンで仕上げられ、直刺繍にて施されています。

襟は程よいボリューム感のあるショールカラーでクラシックな印象。

袖と襟に入る白のラインも特徴的で、カスタムだけでなくベースとなるジャケット自体のクオリティも圧巻です。

表地は先染めのヘビーメルトンで重量感のあるウールを使用し、裏地には肌触りがよくコシのあるレーヨンコットンサテンを使用。

表地の質感は言わずもがな、裏地の肌触りの良さは着用時に一切のストレスも与えません。

単純にかっこいい見た目とストーリーを感じさせるカスタム、バックの直刺繍などなど前作に続いて早い者勝ちになりそうです。

私自身前のモデルのジャケットを着用していますが、バックのチェーン刺繍などは一切ほつれることなく綺麗な状態。

よっぽどのことがない限り、刺繍のほつれなどの心配は必要ないと思われます。